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2011年8月 9日 (火)

選木・間伐・伐倒…「初心」に帰る。

僕たち、新人3人は東京チェンソーズで山仕事をはじめて約一年を迎えました!

はじめは、3人そろって青木社長の指導のもと、間伐や伐倒のイロハを教わりました。

それから、日々の現場ではお互いの作業をじっくり見る機会はなかったのですが、今回、今一度“選木”に始まり伐採の仕方などを、みんなで確認してみることにしました(゚ー゚)

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↑ 青木社長による選木の指導。

まずは、選木の考え方を改めて皆で共有しました。

ただ決められた割合を伐っていくのではなく、樹幹のスペースを見たり、木と木のバランスを見て伐るべき木に見当をつけていきます。

「俺なら、あれを伐るけど、尚樹さんならどうする?」

「その隣の木でもいいと思うけど、とりあえず悪い木を伐ってから決めてもいいんじゃない?」

と、この様にみんなで意見を出し合い選木の考えを皆で共有しました。

基本は同じでも一年が経ち、やっぱり人それぞれの考え方があり、そこから学ぶことは多いですね!

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↑ 青木社長による伐採と枝払いのレクチャー。

東京都では、間伐は皆横倒しにしなければいけないという決まりがあります。また、東京チェンソーズでは、枝払い後の枝をまとめ、見た目にも美しい間伐を目指しています。

そのために、最も効率の良い伐倒方法はどのようなものがあるのか?また、間伐後に美しく見える為の一工夫にはどのようなものがあるのか?

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↑ 森谷の伐採を皆で見学。

そして、それぞれの間伐の流れを、お互いに見せ合い、改善点や良い点などを皆で指摘しあいました。

人に見てもらって気づくことや、人に見られることによって改めて意識する注意点など、半日という短い時間でしたが、有意義な時間になりました!

すべては、より良い仕事と、一人前の仕事が一日でも早くできるように日々精進です!!

担当:田丸光起

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コメント

質問ですが、どうして東京都では[間伐は皆横倒しにしなければいけない]のですか?他の県ではどうなっているのですか?

imajinさん、いつもコメントありがとうございます!

なぜ、東京都の間伐が横倒しにしなければいけないようになったか、という経緯について、はっきりした事は僕の方ではわかりません(゚ー゚;
今度、都の方に聞いてみたいと思います!
ただ、横倒しにする理由は、斜面の土砂の流出を防ぐ“土止め”としての機能を期待するという理由があります。
ちなみに他県では、ほとんど行われていないルールのようです。

こちらは愛知県奥三河のきこりです。
愛知県でも県の本数調整伐などの事業では、伐った木は2、3メートルくらいに玉切って等高線に平行に、つまり横にして立木の根元に重ねて片付ける、払った枝はその上に集めておく、事になっています。
ですから、なるべく横に倒すようにしていますが、上下方向になっちゃったときは片付けるのがめんどくさいです。

土止めという利点もあるのですね。切った竹が同じ状態なのを散歩中に発見しました。同じ目的かもしれないですね。色々教えて下さりありがとうございますヽ(´▽`)/

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「若者だけの林業会社、奮闘ドキュメント 今日も森にいます。東京チェンソーズ」(徳間書店)

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