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2011年7月14日 (木)

檜原村のお盆

お盆といえば、一般的には8月ですが、檜原村では7月13日から16日がお盆の期間だそうです。

僕の、実家の広島とは、いくつか異なる習慣もあるようです(゚ー゚)

まず、13日には迎え火と言って家の軒先で麦の稲穂を燃やすそうです。

Img_3724

↑ これが、「麦」で軒先で燃やします。

要は、祖先の魂が家に迷わずに帰ってこれる為の目印ですね(゚ー゚)

そして、祖先の魂が家までたどり着くための「馬」もこしらえます。

Img_3721

↑ キュウリやナスで、馬をこしらえます。向かいの古川のおじいさんが馬を作っている様子です。

これに、乗って家まで魂が帰ってくるんです(゚ー゚)

そして、14日と15日はご先祖様にお線香をお供えします。

Img_3719

↑ お供えの説明をしてくださった古川のおじいさん。

また、15日には“津島講”という厄払いのような獅子の舞をして、近所を練り歩きます。去年初めて見た僕にはまるでお祭りの様でした。笑

昔は、“津島講”で麦と繭を入札に出して、得られたお金で、集落の共益林の管理もしていたようです。

そして16日は、また軒先で送り火を燃やして、祖先をお送りするそうです。祖先の乗った「馬」は秋川にの清流に流します。

蛍舞うこの季節、檜原村の伝統的で幻想的な風習に、遠い広島の故郷の景色をほんの少し思い出していました。

ここ檜原村でも、祖先を尊ぶ気持ちは、何ら変わりはないんですね。

担当:田丸光起

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コメント

ご先祖様あっての今ですからね~
怠ってはいけない風習です。
行きはキュウリの馬に乗ってすぐに来て、
帰りはナスの牛に乗ってのんびり帰って頂くのです。

広島の方なんですね檜原にいてくださって、とてもありがたい
気持がします。

さんじ庵 女将さん、コメントありがとうございます(゚ー゚)

女将さんは、檜原の方ですか?
今年で、檜原ライフも2年目ですが、よろしくお願いします!

marco_hahaさんコメントありがとうございます!

なるほど、ご先祖様も帰りはのんびりナスの牛で帰るんですね(゚ー゚)
日々勉強ですね!!

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