檜原村のお盆
お盆といえば、一般的には8月ですが、檜原村では7月13日から16日がお盆の期間だそうです。
僕の、実家の広島とは、いくつか異なる習慣もあるようです(゚ー゚)
まず、13日には迎え火と言って家の軒先で麦の稲穂を燃やすそうです。
↑ これが、「麦」で軒先で燃やします。
要は、祖先の魂が家に迷わずに帰ってこれる為の目印ですね(゚ー゚)
そして、祖先の魂が家までたどり着くための「馬」もこしらえます。
↑ キュウリやナスで、馬をこしらえます。向かいの古川のおじいさんが馬を作っている様子です。
これに、乗って家まで魂が帰ってくるんです(゚ー゚)
そして、14日と15日はご先祖様にお線香をお供えします。
↑ お供えの説明をしてくださった古川のおじいさん。
また、15日には“津島講”という厄払いのような獅子の舞をして、近所を練り歩きます。去年初めて見た僕にはまるでお祭りの様でした。笑
昔は、“津島講”で麦と繭を入札に出して、得られたお金で、集落の共益林の管理もしていたようです。
そして16日は、また軒先で送り火を燃やして、祖先をお送りするそうです。祖先の乗った「馬」は秋川にの清流に流します。
蛍舞うこの季節、檜原村の伝統的で幻想的な風習に、遠い広島の故郷の景色をほんの少し思い出していました。
ここ檜原村でも、祖先を尊ぶ気持ちは、何ら変わりはないんですね。
担当:田丸光起
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コメント
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ご先祖様あっての今ですからね~
怠ってはいけない風習です。
行きはキュウリの馬に乗ってすぐに来て、
帰りはナスの牛に乗ってのんびり帰って頂くのです。
投稿: marco_haha | 2011年7月15日 (金) 07時53分
広島の方なんですね
檜原にいてくださって、とてもありがたい
気持がします。
投稿: さんじ庵 女将 | 2011年7月15日 (金) 18時47分
さんじ庵 女将さん、コメントありがとうございます(゚ー゚)
女将さんは、檜原の方ですか?
今年で、檜原ライフも2年目ですが、よろしくお願いします!
投稿: 田丸光起 | 2011年7月17日 (日) 19時46分
marco_hahaさんコメントありがとうございます!
なるほど、ご先祖様も帰りはのんびりナスの牛で帰るんですね(゚ー゚)
日々勉強ですね!!
投稿: 田丸光起 | 2011年7月17日 (日) 19時50分