「森林再生プラン」という林業のこれから。 その1
今月9日、都内芝にて「農都地域部会 震災支援フォーラム」と題した林業関係の講演が開催され、その講演会に参加してきました。
注目はなんといっても「森林再生プラン」の産みの親ともいうべき梶山恵司氏(内閣官房国家戦略室)と、それに異を唱える中嶋健造氏(NPO土佐の森・救援隊)の対決対談でした。
↑ 講演会の様子。一番左が梶山氏。
ここで「森林再生プラン」の簡単な説明です(簡単でないかもしれませんが…)。
〈背景〉…日本の人工林が伐期(収穫時)を迎えている中、コストの安い外材や、日本の小規模山林所有から発生する木材搬出の非効率性などを背景とした、今までの日本林業全体としての問題や産業としての衰退化に対し
①今後(h23度~)10年で林業を一産業として確立するため
②小規模所有山林の集約化や機械化、路網整備を具体的な手段とした国の主導による取り組みによって
③間伐材の搬出を推進し
④2020年までに、日本の木材自給率を50%(現在は25%程)まで高める。
といった、内容です。
要は、日本の木は使えるのにいろいろな理由で出してこられないから、出してみんなで木を使っていける社会を目指しましょう!…といった感じになります。
ん~、ここで中嶋氏の話も説明すると長くなるので、何度かに分けて紹介することにします(゚ー゚)
そして、この政策にもちろん我が東京チェンソーズも対応していく必要があるのです。
何が具体的に変わっていくかというと、まず「森林再生プラン」によって全国(もちろん東京も)の林業に関する補助金の体系が変わってきます。
今まで切り捨て間伐に補助が出ていた事業が→(切り捨て間伐でなくて)搬出間伐に対しての補助に変わっていきます。
この“搬出間伐”というのが今後の林業界のキーワードになってくるでしょう…
…続きを書こうとしたら、本当に長くなりそうなので、次回以降、続編を連載します!
当分、堅苦しい文章になるかもしれませんが、お付き合いください(゚ー゚;
担当:たまに真面目なこと書く、たまる。
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